こちらは池島仁美(いけしまひとみ)さんの九谷焼ロディ「藍九谷唐草文(あいくたにからくさもん)」です。
現代の藍九谷(あいくたに)の第一人者、山本長左(やまもとちょうざ)先生のもとで修業をされました。
こちらの技法は染付(そめつけ)です。
染付とは、白い素地に酸化コバルト顔料である「呉須(ごす)」 を使って釉薬の下に絵付したものです。
中国では 「青花(せいか 青華)」といいます。
中国の宋の時代に始まり、元時代に発達、「景徳鎮(けいとくちん)」で盛んに 作られるようになりました。
九谷焼では古九谷(こくたに)のジャンルの中に「藍九谷」と呼ばれている染付のものがあります。
透明釉を掛けて還元炎で焼成する ことで、文様を藍色に発色させます。
7月に入り暑くなって参りますと、染付をみるとホッといたします。